レスポンシブwebデザインとは

「レスポンシブwebデザインサイト」では、「画面サイズ」によって表示する構成要素の位置、サイズを変更させることができるので、PCサイト、スマホサイト、タブレットサイズのサイトなど個別のサイトを作製することなく、どのデバイスでページを閲覧しても各デバイスで最適化された表示が可能です。

レスポンシブwebデザインのメリット

最近になり、主流になりつつある「レスポンシブwebデザイン」を導入するにあたってのメリットは次のようなことが挙げられます。

• ■様々な画像サイズに対応可能
• 画像サイズに対応させてサイトを制作すると、ページ分だけ【html】が必要になるので、スマホサイト、ダブレットサイズのサイト、通常PCサイトなど別々に構築する必要があるが、「レスポンシブwebデザインサイト」はデバイスによって表示が【1html】で可変するので、デバイス別でサイトを制作するよりは、割安になる。

• ■更新や修正作業の時間短縮
• 1サイトにつき1ページ更新する場合に、デバイス毎に3サイトを持っていると、【3html】の更新作業をする必要があります。しかし、「レスポンシブwebデザインサイト」では1ページのみの作業で更新、修正が可能になるので、サイト運用も行い易くなる。

• ■この事項は色々な面で影響があります。
  例えば、
•  • PC用、スマホ用などのURLが存在することで、ユーザーを混乱させる原因になることがある
•  • サイト解析・分析の際に作業効率が向上する
• などです。
  また、検索エンジンにおいて新しいページや更新されたページを検出するプロセス（クロール）を各デバイスサイト毎に行う必要がないため、「Google」もこの手法を推奨しています。

• ■「モバイルファースト」という概念
• 「レスポンシブwebデザインサイト」のメリットと同様にデメリットとして言われるのが、【表示速度の遅さ】です。これはPC用の画像・CSSをPCサイトと同様に読み込むため（読んだ上で表示しないという仕組み）、結果サイトが重くなるということです。
  しかし、この問題はモバイル環境下での通信速度の向上と、端末の処理速度自体も日々速くなっているので、将来的にはこのような懸念も払拭されると考えて大丈夫でしょう。
  一方、これに関連する事として、「モバイルファースト」という概念があります。
  これまでwebサイトは【PCユーザーを中心】に考えられてきました。スマホやタブレット端末はwebサイトの閲覧が可能であるため、見づらくかつ操作しづらい、その【PCユーザーを中心としたサイト】を閲覧しなければならない時があります。
  この懸念に対応すべく、コンテンツをモバイルサイト中心に考えていくべきという概念が再注目されるようになっています。これはモバイルユーザーを考えてコンテンツを企画し、制作していくという考え方で、シンプルでユーザビリティに優れたwebサイトの本来あるべき姿として積極的に取り入れるべきだと考えられています。

業種を考慮してサイト制作を

「レスポンシブwebデザインサイト」は絶対ではありません。
それは、業種やサイトの性質を考慮して制作する必要があるからです。例えば、

•  • 画像を多様する必要があるサイト
•  • 下層ページの階層が深くなる可能性があるサイト

などです。
このような場合は構築する前に十分検討してPCサイトと端末に最適化したサイトを用意するなどの対策をとる必要があります。